1年生防災教室を実施しました

 11月21日(金)の5・6校時に、本校体育館および北館南側を会場として、1年生を対象とした「防災教室」を実施しました。大きな災害がいつどこで起こるか分からない中で、「自分の命は自分で守る」「周りの人と助け合う」力を育むことを目的として行いました。

 はじめに、消防署の方から、地震や火災が発生した際の身の守り方や、日頃からの備えの大切さについて講話をしていただきました。実際の現場での経験を踏まえたお話に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

 その後は、体育館内外に分かれて体験活動を行いました。屋外では、水消火器を用いた初期消火の訓練や、煙の充満を想定した煙テント体験を行い、視界の悪い中で姿勢を低くして避難することの難しさと大切さを学びました。体育館内では、身近な物を活用した応急担架づくりや、三角巾を用いた止血方法などの応急手当を体験し、「いざというときに自分にできること」を具体的に考える機会となりました。

 防災教室の終了後には、各教室で学習を振り返り、感想文を書きました。「怖さを知ったからこそ、日頃から備えたい」「家族にも今日学んだことを伝えたい」といった感想も多く見られ、今回の学びが家庭や地域での防災意識の向上にもつながることを期待しています。

 今回の防災教室の実施にあたり、ご指導いただきました消防署の皆様、準備や運営にご尽力いただいた教職員の皆様に心より感謝申し上げます。また、生徒たちを温かく見守り、日頃から防災について声かけをしてくださっている保護者・地域の皆様にも重ねてお礼申し上げます。今後も本校では、防災教育を継続的に進め、子どもたちが安心・安全に生活できる力を育んでまいります。